自分に必要な勉強法にたどりつくまでがひと苦労

「生きていてムダなことは何一つない」と、偉い人から言われたことがあります。
私は、クレーム処理でお客様のところへ駆けつけて、ひたすら頭を下げて謝ったことがたびたびありました。帰り道に「チクショウ!」と叫びたくなって(声には出さなかったですけどね)…。そういう苦い経験も、今後の肥やしになったり、いつか懐かしい思い出に変わったりするのですかね。

行政書士の1回目の試験は言うまでもなく惨敗でした。 試験の本番だけは一応経験しておこうと思って、お国に7000円(試験費用)を献上してしまったのが初回の試験でした。 不合格の通知(採点内容)を受け取り、「ひとり反省会」しました。 その時のこと思い出して書きますね。

  • 「民法」は4割近く得点できているのに、最も配点の多い「行政法」が全然ダメ。
  • 「一般知識」は恐ろしくダメ。
  • 記述問題は全滅!

初回の得点数はあえて伏せます。全体的には箸にも棒にもひっかかりません。 だけど、1年目の努力も全然ムダじゃなかったですよ。 『あの程度の勉強でも、「民法」はけっこう得点できてるじゃん』みたいな軽い手ごたえがあったのです。

私はシステムの営業マンですから、「売買契約」や「請負契約」など、民法のテキストに書いてある内容は仕事と通じていることが多く、勉強にも比較的興味を持ちすんなり入っていかれたのです。
だけど行政法にはそれまでほとんど馴染みがなくて(行政書士を目指す人がそう言うのも変ですが)、法令の全体像を押さえるのが精一杯でした(暗記までは全然追いつかなかったです)。 行政法の基礎ができていなかったら、絶対受かるわけがないですよ(笑)。

1年目のバタバタ受験のなかでも、テキストだけは何度か読み返していたので、独り反省会の頃には、「行政書士試験の動向をとらえる」(傾向と対策)(前回書いたこと)が、私なりに、少しずつできるようになっていました。

箇条書きでまとめてみると、一年目の試験を終えた私の対策はこうです。

  1. 行政法を苦手としない、克服する。
  2. どの科目(行政法、民法、一般知識、 憲法、地方自治法、会社法、基礎法学、商法)にどのくらい勉強時間を当てるか目安を立てる。
    (結局、商法の勉強は合格まで一度もしていません)
  3. 記述式問題を得点できる対策を立てる。
  4. 時事問題の対策を立てる(新聞、NHK特集、予想問題集などなど)
    (4.の対策は、行政法、民法、一般知識のどれにも関わってくることなのすごく大事です)。

合格の大前提として「行政法と民法を最優先して基礎を固める」ということは、いろんなサイトでみなさん言ってますよ 。

判例については実は民法がむずかしいとか、行政法や憲法は独学だけだとなかなかイメージにしにくいなどの問題もあって、「傾向と対策」の話は、試験のプロさんたちの間でも、毎年意見がわかれているように感じます。

行政法と民法を重点的に攻略するのは絶対だとしても、私の場合の民法のように、みなさんにもそれぞれ得意な分野があるはずです。
「行政書士試験の動向」と「個人ベースの対策」まで見えてくるようになると、おのずとそれに合わせた勉強法や、場合によっては使用する教材を組み立て直す考えなどもできるようになって、勉強が効率的に進められると思います。 それで必ず合格できるとはいえませんが(私はそのあと3年がんばりました)、少なくとも勉強法に迷いがなくなるのは確かです。

お役に立てたでしょうか? 次ページでは、私がお薦めするテキストや勉強法(時間配分など)をお話ししたいと思います。