独学・通学問わず、試験の動向を知ることから始めよう!

私は独学で勉強を始めました。会社から露骨にイヤな顔をされたくなかったからです。 同僚には行政書士を目指していることをと話していたし、多分上司も私が勉強をしていることは知っていたと思います。 私は、「授業があるので、今日は仕事を早くあがらせてください」とは、口が裂けても言いたくなかったのです。

お金に余裕がなかったわけではないですが(授業に全部出るのはやはりムリだったかもしれません)、通学はしませんでした。 職場は人間関係が気まずくなると、上手くいくはずの仕事もそうではなくなります。 それに合格する目処が立つまでは、会社をクビになることだけは絶対に避けなければなりません。サラリーマンの世界はいろいろむずかしいですよね。

必要十分な教材を揃え、自分の勉強スタイルをつくるはかなり大変です

私なりに、まず「勉強法」の総論から入りたいと思います。 昔の人が言ったように「段取り八部」が、一番大事です。 営業の仕事では、Plan,Do,Seeもさんざんやりました(笑)

  1. 行政書士試験の動向をとらえる
    →傾向と対策
  2. 「よい教材」を合格に十分な分だけ揃える
    →教材
  3. 2.を満遍なく消化できるよう計画を立てる
    →勉強法
  4. 3.をやり通すつよい意思を貫く
    →モチベーションの維持

大学受験等と同じで、理屈から言うとそういうことになります。 上記のように対策を立て、法令科目の244点と一般教養の56点、合計300のうち6割の180点以上を取れれば(各科目に最低限必要な得点数が設定されている)、行政書士の試験には受かるのです。

理屈はそうですが、この4つの要素を自分で組み立て、独りで守り通すのはとても大変なのです。その分だけ、独学は不利といえるかもしれません。 私の1年目を振り返りますと、初回の本番試験には「傾向と対策」のイメージさえぼんやりしたままで試験会場に行ってしまいました。

テキストはどう揃えるのがベストかわからないまま、ネットの評判を頼りに買い揃え、それらのものを信じて勉強しました。 営業という私の仕事の性質上、勉強のスケジュールの計画を立てても、なかなかその通りに実行できなかことはもうお話ししましたね。

行政書士試験の出題範囲は、すごく幅広いです。

以下は、私が合格することのできた平成20年度の試験の科目内容とその配点です。
「行政法」(92点)、「民法」(76点)、 「一般知識」(56点)、 「憲法」(28点)、「地方自治法」(20点)、「会社法」(16点)、「基礎法学」(8点)「商法」(4点) ※満点300点中(合格点180点)

「行政法」と「民法」、そして 「一般知識」に比重を置いて出題される傾向は例年続いていますが、それでも出題範囲には毎年かなりのばらつきがあります。 また試験対策には、法改正ほか、時事問題にアンテナを高く張っている必要もあります(どの過去問題集にも載っていないような問題が出題されることも少なくないです)。

私が「行政書士試験の動向をとらえること」を、勉強法のいちばん最初のテーマに挙げたのは、このことがしっかりできていないと、どのように教材を使い分けるのがいいのか、どの科目をどれ位重点的に勉強すればいいのか、対策の立てようがないからです。

一般に言われているように、お薦めの教材を揃え、平日2時間、土日は4時間とか、計画だけ立派に立てて(かりにそれが守れたとしても)も、それだけでは絶対に合格できないということです。

これから行政書士を目指すみなさんに、最初から無理難題を申し上げるようですが、 「試験の動向」をとらえられるようになることがまずは先決です。 (続く)