新人にとっては今後、「新たなニーズの開拓」がテーマに

「これからの時代、行政書士の仕事では食っていけないよ」

行政書士開業については、そんなネガティブなフレーズを耳にすることがあります。もっとも、このような話は行政書士業界のみに限ったことではなく、税理士や弁護士といったさらに上をゆく難易度の国家資格にパスした方々にも共通して言えることのようです。つまり、士業全般にとって、資格だけで食べていくことはなかなか容易なことではないのかもしれません。

 とはいえ、行政書士の仕事にまったく未来がないかと言えば決してそうではありません。例えば、会社設立へのハードルが下がった今、年間の新規起業件数は確実に増加傾向にあります。
「会社設立」といえば、手続業務は行政書士の仕事になりますよね!そういった意味では、新規顧客は常に一定数存在するわけで、こうした見込み客に効果的にアプローチしていくことが出来れば仕事に困ることはない、ということも出来るんだと思います。

 同様に、女性の自立、社会進出の高まりを背景に増える離婚問題、さらに昨今の高齢化社会においては避けて通ることが出来ない遺産相続問題などへのニーズへの対応も、行政書士の有力なマーケットとなるでしょう。
これから行政書士として仕事をスタートされたいのであれば、第一に「仕事がどこに発生しうるか」を敏感に察知し、その後ターゲットが判明すれば積極的にアプローチしていくことが重要であると言えるのです。

 新人行政書士の場合、専門性が定まってないケースが多く、「自分は営業的にどうしても弱いのではないか」と懸念される方もいらっしゃると思います。
しかしながら、特定分野に的を絞っていないからこそ可能になる、「柔軟な対応」というウリもあるのではないでしょうか?
モノは考えようです。一見マイナスに見える事柄も、見方を変えれば十分なアピールポイントになるものだと思います。

行政書士の仕事は、決して枯渇してしまっているわけではありません。

身の回りのニーズを上手くキャッチして、仕事につなげていく工夫を考えてみませんか?